まだクリスマスです

あけましておめでとうございます。まだクリスマスです。
このあいだの12月24日、私は洗礼を受けて(=キリスト教の信者になって)24年がたちました。キリスト教の信者になって、だんだんわかってきたこととして、12月25日でクリスマスが終わるのでなく、始まるのだということです。年があけても、まだクリスマスです。クリスマスの始まりが12月24日の晩で、いつ終わるかは諸説あるみたいですが、多くは公現日(こうげんび)である1月6日までみたいです。ある牧師さんが、受難節の始まる灰の水曜日まで、降誕節であって、クリスマスだという話をしていたことがあり、これが私にとって最も長いクリスマスの数え方です(今年の場合、2025年3月5日が灰の水曜日ですね。その直前までクリスマス!)。というわけで、いまはまったくクリスマスです。この時期にクリスマスツリーを出している教会は、クリスマスツリーの片づけ忘れではありませんよ。本日は、昨年のクリスマスイブの楽しい思い出を少し書きますね。
昨年(2024年)のクリスマスイブは、1か月以上前から、友人の牧師さんが、クリスマスイブ礼拝に誘ってくれていました。私はこの「星くず算数・数学教室」の仕事をするようになって、リアルの教会に行く機会が減っていましたので、いい機会だと思い、その日は、まるまる予定をあけていました。
12月24日、まったく用事を入れていなかったので、昼、ぶらぶらと散歩をしました。ふと目に入ったメガネ屋さんに入りました。私のメガネはしばらく度があっていませんでした。 とても親切な店員さんにあたりました。ていねいに視力検査をしてくださり、私の仕事が算数・数学をZoomの画面で伝えることで、仕事用のメガネとしては、手元の教科書を読むときに、老眼のために小さな字が読めないことが問題であることを伝えますと、それも踏まえたていねいなお話がありました。数字の書いてあるグラフなどを見せてくださったり、それから、Zoomで相手に見られるとき、私のメガネが反射で光ってしまわないことも考慮してくださったり。ありがたかったですね。こういうことのひとつひとつがクリスマスプレゼントであるとも感じました。
夕方は、しばらく行っていなかったラーメン屋さんに行きました。学生時代から行っていなかったでしょう。いまもありました。20年くらい行っていなかったと思いますが、味は変わっておらず、懐かしくいただきました。私はアナログな人間として、QRコードで注文するタイプのお店は苦手ですが、そういうお店にはなっておらず、お店のかたと楽しくお話ができました。お店のかたに「懐かしいと思っていただけましたか?」と笑顔で言われましたが、こちらも笑顔で懐かしいですと申し上げました。これもありがたかった出来事です。
それにしても、私の学生時代と違うのは、12月24日で、それほど町がクリスマスクリスマスしていないという事実でした。私の学生時代のほうが、もっと町全体がクリスマスの雰囲気を出していたと思います。いつからこうなったのでしょうか。コロナ以来でしょうか。
そのあと、その友人の牧師のいる教会に行ったのでした。はじめて行く教会でした。教会というのは、しばしば、一本入ったわかりづらいところにあるものですが、この教会もそうであり、迷いました。考えてみると生の礼拝は久しぶりでした。みんなで賛美歌を歌い、お祈りをし、聖書の朗読を聞きました。ピアノとヴァイオリンの生演奏もありました。音楽の生演奏を聴くのも久しぶりです。オルガンを生で聴くのも久しぶりでしたね。改めて思ったのですが、自分の思ったことを素直に言うのが「お祈り」と言われる行為なのですね。暑いときに暑いと言い、寒いときに寒いと言い、痛いときに痛いという。私に長く欠けているものです。
礼拝の終わったあとは、その牧師の友人と、長くおしゃべりしました。「アルコールのない飲み会」のような感じでした。すべてが久しぶりのクリスマスイブでした。たまに非日常があるといいですね。この記事は翌日の午前中に書いています。まだクリスマスですよ。メリークリスマス!