当教室の理念「伴走型」について
ときどき「星くず 算数 理念」で検索していらっしゃるかたがおいでになります。確かに当教室の「理念」はわかりにくいのかもしれません。少しブログ記事を書いてみたいと思います。
最近、ある物理・数学の先生とお電話で話をする機会がありました。東大の物理を出ておられる、有名なかたです。朗らかで気さくな、とてもいい先生です。彼が言っていました。私と同じように、オンラインで塾をなさっているようですが、たとえば中学生が「分配法則」を理解できなかったりするそうです。「ほらほら、牛乳が3本と牛乳が2本で、牛乳が5本でしょ、と言っても伝わらないんですよね~」とおっしゃっていました。このとき、私は、自分の教室(この「星くず算数・数学教室」)の特徴が、自分で言語化できた気がしました。
当教室では「テスト対策」はしておりません。それはこのサイトをご覧になったらお分かりいただけると思います。私はテスト対策が苦手なのです。私が苦手なものを徹底的に避けているのが当教室だとも言えます。その代わり、以下のような強みがあります。
私は、たとえば分配法則が理解できない生徒さんがおられても、なにがなんでも理解してもらおうとはいたしません。あの手この手で理解してもらおうとはいたしません。私にできることは「ご一緒に悩みましょう」ということだけです。その分配法則が理解できずに悩んでおられる生徒さんと、ご一緒に考え、ご一緒に悩むことしかできないのです。これは、以下のような事情で可能になっています。
テスト対策、受験対策を売りにする多くの教室さんは、どうしても、テストまでにわからねば(わからさねば)なりません。あの手この手を使います。テストでマルをもらうためには、本質的にはわかっていなくても、とりあえず答えが出せて、問題が解けるようになっていなければなりません。当教室はそれがありませんので、生徒さんがご納得なさるまで、ご一緒に考えることができるのです。これを「伴走型」と言っています。
当教室で、本質を理解なさったかたはたくさんおられます。おそらく他の塾さん、教室さんでは、テストで点は取れても本質の理解にはいたらなかったかもしれない生徒さんが、当教室で、しばしば本質的な理解に到達なさっています。それは個々の、生徒さんの紹介のブログをお読みください。それは先述の分配法則であれ、小学校の算数から、中高の数学、大学、大学院の数学にいたるまでで、また、小学生のかたからご年配のかた、性別もさまざまで、いろいろなかたがそれぞれのケースでご経験なさっています。
私もさまざまな発見や気づきがあります。ときに、私にも適切なお答えが示せず、生徒さんに謝る場合もあったりします。先日は、小学校で習う「比」を、最初、直感的に説明しすぎ、つぎの回に改めて抽象的にご説明しなおす、ということをしてしまいました。これも、おひとりおひとりにあわせた個人指導だから可能なことです。
これで、当教室の理念が少し伝わりましたでしょうか…。私と同じような理念で算数・数学教室を行っている教室さんは、少なくとも私がインターネットで見る限り、ほかにほぼ皆無です。これは当教室の大きな特徴です。類例のないサービスが提供できるとひそかに自負しております。「伴走型」ならどうぞお任せください!