教室の理念

「分かりやすい」数学ではなく「分かる」数学を通じて、ともに考え、ともに悩み、ともに喜ぶ

一.「受験算数・受験数学」ではなく「学問算数・学問数学」であること

世の中の算数や数学の99%以上は、「受験のための」「テストでいい成績を取るための」勉強です。本来は「学問」であるはずの算数・数学を「テストのための」ものにしてしまうがゆえの弊害があります。テストでいい点を取るために解き方を覚える「分かりやすい」数学ではなく、学問として論理的に取り組む「分かる」数学を目標にしています。

二.「問題解決型」というよりも「伴走型」であること

「伴走型(ばんそうがた)」は、北九州を拠点に、生活困窮者や社会からの孤立状態にある人々の生活再建を支援する認定NPO法人「抱撲(ほうぼく)」の理事長である奥田知志(おくだ・ともし)さんの言葉を借りています。「問題解決型」とは「どこそこの学校に受かる」とか「成績が良くなる」とかいった目標をより早く実現し解決するための解きかた・ノウハウを教えるということです。「伴走型」とは問題がすぐに解決しなくても、ともに学び、ともに悩み、ともに喜びながらつながっていくというものです。しかし問題解決を放棄しているわけではありません。真剣に教えますし、テストでいい成績が取れたらともに喜びたいと思います。ここで「テストでいい点を取る」ことよりも「ともに学び、ともに喜ぶこと」に重きを置きます。もちろん、分からないことがあったらともに苦しむ覚悟です。

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講師紹介

1994年4月 東京大学教養学部理科一類に現役合格(慶応理工学部にも合格)
1996年4月 東京大学理学部数学科に進学
1999年3月 東京大学理学部数学科卒業
1999年4月 東京大学大学院数理科学研究科数理科学専攻修士課程入学
2001年3月 東京大学大学院数理科学研究科数理科学専攻修士課程修了
2001年4月 東京大学大学院数理科学研究科数理科学専攻博士課程入学
2006年3月 東京大学大学院数理科学研究科数理科学専攻博士課程単位取得退学
2006年4月~2017年3月 私立中学校高等学校の数学科教諭を11年経験(中1から高3までのすべての学年を経験)

ロゴの絵について

ロゴの絵は「2人乗りの浮き輪」の絵です。それにいろいろな線や色がついていますが、これは「曲面の色つきキルト分解」と言われます。私が大学院で研究していたようなものはこういったものです。この「色つきキルト分解」という概念は私の独創です。これが何の役に立つのかを一般のかたにご説明するのはほとんど絶望的なのですが、「とにかく何を対象に研究していたのか」が一般のかたにも見ていただけるわけです。こういう数学の分野はおそらく数学全体の1%もないであろうと思います。

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