「SDGsとは」「多様性とは」

7月初旬に、スマホを買い換えました。徹底的に貧しくなっていったので、料金の見直しでした。そのころ障害者手帳も取得し、スマホにはわずかながら障害者割引もあるため、それも含めて行ってきました。そして、きのう、疑問に思うことが出て来ました。それをここに書くのはあまりに話がそれますので書きませんが、とにかくそのスマホ屋さんに電話しました。電話に出た人は「とにかく来店せよ」の1点張りでしたので、とにかく店に行くしかありませんでした。本日の午後1時の予約となりました。前回、終わりがかなり延長され、夜から用事のあった私はかなり参って、その担当の「佐藤さん」(仮名)をかなり「せかして」しまいました。向こうも「2時間あれば終わります」と言ったのに、3時間かかってもまったく終わる気配がなかったので向こうの手違いですが。そして、あまりに「せかした」せいか、その佐藤さんは、充電器を付け忘れたり、いろいろありました(翌日、再び来店し、充電器を買いました)。そのようなことのあってしばらく経過したきのうの話ですので、私のほうから、「終了の時刻はいつですか」とおたずねしました。電話に出た人には、「終了時刻はございません。お客様がご納得なさるまで、何時間でも」と言われました。
本日、時間に充分な余裕を見て、家を出発しました。目印は「西武百貨店の近く」だということです(いま出した「西武百貨店」というのも実名ではなく仮にそう書いただけです)。すぐに西武百貨店の前に着きました。しかし、私は方向おんちであり、かつスマホおんちです。つまり「スマホの地図を見る」というのはもう「苦手中の苦手」なのです。しかも私は前に2回も、その店には行っているわけです。それでも迷子になりました。この「1回、行ったことのあるところだからといって次も行けるとは限らない」というのも典型的な障害特性です(業界ではこの障害特性をしばしば「いつでも初心者」と言っています)。私はそのスマホ屋さんに電話して道を聞きました。計4回以上、電話したと思います。電話に出られたかたは男女2名で、はっきり言ってうんざりしているようであり、「西武百貨店の近く」としか言いません。「西武百貨店のインフォメーションで聞け」とも言われました。しかし、確かに私は西武百貨店の前にいますが、「西武百貨店のインフォメーション」がどこにあるのかはわかりません。とりあえず、西武百貨店のある店に入り、そのスマホ屋さんの場所を聞きました。親切なかたに当たりましたが、「わかりませんねえ」と言われました。またスマホ屋さんに電話すると「西武百貨店のインフォメーションで聞いたか」と言われました。私は「聞きました。聞きましたが『わかりません』と言われました」と答えました。実際にはインフォメーションで聞いたわけではありませんが、細かく言ってもしかたがないので、そのようにお答えしました。もう何回目かの電話で嫌になっていたと思われるそのスマホ屋さんの男性は「西武百貨店の前の大通りをまっすぐ行けば当店は見える!」と言いました。しかし、そもそも西武百貨店の前の大通りと言っても、東西も南北も大通りであり、いったいどの大通りを指しているのか分かりません。しかし、私はその言葉を信じ、「西武百貨店の前の大通り」をまっすぐ進み始めました。いま考えるとかなりあさっての方向へ進んでいたことになります。しばらく歩いて、ついにまったく違うところに着いて、私はまたそのスマホ屋さんに電話しました。そのときは女性が出ました。この女性は「最寄り駅の出口まで戻っていただいて」と言いました。しかし、その最寄り駅は大きな駅で、出口が「12番出口」くらいまであります。どこの出口のことを指しているのかわかりません。それでも、とにかく最終的にはどうにか私はそのスマホ屋に到着しました。「西武百貨店の前の大通り」は「最寄り駅の出口」から${90^{\circ}}$、間違えていました。たしかに、西武百貨店の目と鼻の先でした。私が西武百貨店の前に着いたのは12時45分であり、15分も余裕を見ていましたが、実際に到着したのは13時25分くらいであり、40分も無駄に歩きました。今日は大変暑い日でしたが(このブログを書いている日は8月12日であり、この記事は「予約投稿」されています)、この暑い中、40分も無駄に歩いたのでした。
私は到着してすぐ、遅刻したことのおわびと、親切に道を教えていただいたことの感謝の言葉を述べました。本日の私の担当は、佐藤さんではなく「鈴木さん」(仮名)でした。鈴木さんに言われて驚いたことが2つ。まず「ご相談の時間は1時間でございます」と言われた点です。え?私はきのう、「お客様がご納得なさるまで何時間でも」と聞いたよ?そしてもう1つも時間に関することで「1時間と申しましても、お客様は遅刻なさいましたので、2時まででございます」と言われたことです。え?
とはいえ、スマホの疑問点は残り35分で解決し、2時ちょうどに終わりました。最後に鈴木さんから「なにかご不明な点は」と言われましたので、2点、申し上げました。
1つは、きのうの電話の人は「終了時刻はございません。お客様のご納得なさるまで何時間でも」と言われたのに、「1時間です」と言われたことです。そこには「お客様とのやり取りは、品質向上のため、録音させていただいております」という表示も出ていたので「きのうのやり取りは、録音に残っているはずですよ」とも申し上げました。
もう1つが、この記事の主眼です。つまり、私が25分、遅刻したのに、それを私のせいにされ、残り35分とされてしまった点です。私は「障害者割引の確認」もしたかったので、障害者手帳も見せています。私は以下のように申し上げました。「私のスマホおんちや、方向おんちは、典型的な発達障害の障害特性です。それで私は遅刻をしたのに、鈴木さんはそれを私のせいにしようとなさった。これは、昨今『SDGs』とか『多様性』とさかんに言われていることと著しく反する対応ではないか」ということです。鈴木さんは、1つ目の質問にはあいまいな返事をし、2問目はまったくスルーなさいました。私はこれをこのスマホ屋さんに理解させるのは不可能であると考え、それ以上の追求はしませんでした。
「障害者差別解消法」という法律があり、すべての事業者に「合理的配慮」を義務化することがすでに決まっています。施行されるのは、いまから少なくとも2年以内であることまで決まっているようです。まだ施行されていないようですが、近いうち、このスマホ屋さんの対応は「法律違反」となります。私の個人的意見では「障害者への配慮を法的義務にせねばならないほど不親切な世の中になっている」というふうに感じられる状態であり、また「『多様性』という言葉をこれだけ声高に言わねばならないほど多様性のない世の中になっている」というふうに感じられる状態なのですが、とにかくSDGsとは(バリバラの玉木幸則さんがおっしゃっていたことですが全面的に賛成します)、「誰をも取り残さない」という上から目線のものではなく、自分も含めて「誰をも取り残されない」という意味であることは心に留めたいものです。
