トポロジーの概略をお知りになりたい方へ

当教室の講座(コース)のご案内をいたします。

私は大学院生時代トポロジー(位相幾何学)が専門でした。数年前、当教室で私からトポロジーについてざっくりと概要を学ばれた方がおられます。その方は以下の新書をお持ちでした。この新書に基づいて私はトポロジーの概要をお伝えしたのです。

名倉真紀 今野紀雄『ざっくりわかるトポロジー』(サイエンス・アイ新書)

この本は、トポロジーではどういう図形を同じ形とみなすのかという話から始まって、2つの図形が違う形であることを判断するのに使う位相不変量についてなど、トポロジーの諸概念について難しい話はせず直感的に説明する本です。

この授業が始まるきっかけとなったのは以下の出来事でした。この生徒さんはあるときこの新書の目次を何気なく読み上げられたのです。以下のようです。

トポロジーって何?
グラフってなんだろう?
位相不変量を知る
写像とは何か?
多様体とは何か?
埋め込み図形とはめ込み図形
基本群を知る
結び目の不変量
曲面の幾何
宇宙ってどんな形?

私はそれを聞き、「それらのトポロジーの諸概念については、学生時代に何年も修行してきたので、すべて厳密さを損なわずに直感的に説明できます!」と申し上げました。それでこの生徒さんとの、この新書に基づきトポロジーについて直感的に説明するという授業が始まったのです。この授業はおよそ1年半続きました。ときどき必要になる説明は他の本から補いました。そしてついにこの本を最後まで読み終え曲りなりにもポアンカレ予想の証明までたどり着きました。この生徒さんには大変満足していただけました。

この本を読み終わったときのこの生徒さんの感想です。数学者が生まれ変わってまた数学者になるとして、トポロジーの学者は生まれ変わっても他の分野の数学者になるのではなくまたトポロジーの学者になる気がする、と。これは、私の説明によってその生徒さんにトポロジーの発想が直感的に伝わったということを意味すると思っています(トポロジーはいわば発想の学問であるということ)。

当教室ではこのような授業も可能です。どうぞお申し出ください。また、これから専門的に学ぼうとする学生さんにはこういう授業ではなく本格的に学ぶことをおすすめしますが、そのお手伝いもしたいと思います。それもどうぞお申し出ください。

この本は本当によく書けていますが(ときどき細かい間違いがありましたが、それは訂正しつつ読み進めました)、別のテキストをご希望の方にはそのご希望に沿いたいと思います。

マンツーマンで、半額である、月4回で30,000円、月2回で18,750円でお受けします。初回と第2回はお試し価格で3,000円です(いずれも税込)。ご相談は無料です。

(この記事のアイキャッチ画像はその新書の表紙です。使用許可は出版社様にいただいております。感謝。)

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