「勉強ができない」小学生の生徒さん、こんなにできる!

また当教室での授業の様子を公開いたしますね。掲載に当たり、ご本人様および親御さんの許可は得ております。
4回目の登場となる小学生高学年の生徒さんです。過去の記事は以下のリンクをどうぞ。律儀にご覧にならなくても大丈夫ですけどね。学力や学歴は学問的でない | 星くず算数・数学教室 (hoshikuzumath.com) 数学とは「コミュ力」のない人間の伝達手段ではないのか | 星くず算数・数学教室 (hoshikuzumath.com) 「自分が得意だと思ったことは得意だ。まだ小学生だから」 | 星くず算数・数学教室 (hoshikuzumath.com)
(逆に、同一人物であると私が断っていない生徒さんは、異なる人物です。)
学校での成績は振るわないそうです。塾での成績も振るわないそうです。ご自身でも自分は勉強ができないと認識なさっているようです。しかし、そのことで親御さんがお子さんを責めたりなさらないようで、ありがたいです。
しかし、前から何度もお書きしているように、この生徒さんには学力テストで測れない独自のよさがあります。本日もそういったエピソードをご紹介いたします。
その生徒さんとは、学年を戻り「数ってなんだろう」というような、おしゃべりのような授業をしております。しかし、この生徒さんは「なぜだ」と思ったことは執念深く考える傾向におありなのでした。ある日、「30㏄と30㏄で60㏄になるのはなぜか」という話題になったとき、この生徒さんは、この問いについて、60分間、考え続けられました。計量カップを持ってきて「氷が入っているのをどけると」と言ったり、紙とえんぴつを用意して「20㏄と30㏄を足すとなんで50㏄になるかだよね」と問いを確認していかれたりしました。
これは専門的には「加法性」と言います。急に難しいことを言ってすみません。要するに言いたかったことは、「あわせたら足し算が成り立つ」というのは決して当たり前ではないということです。しかし、「国語と算数と理科と社会の点数を足したら合計点といってそれがその人の賢さを表す」と多くの大人が(子どもも)思っています。「水じゃないんだから」と思いますが、加法性の成り立たないことまで私たちは「あわせたら足し算になる」と思いすぎているのではないでしょうか。
このお子さんに「1週間は何日ですか」とおたずねすると「7日。でも7日より少ないこともある。学校は週に5日」とお答えになりました。この意味で週が8日以上には決してならないことも確認しました。これは専門的には「劣加法性」というのですが、こういうお子さんが、学校の成績は振るわなくて、「勉強のできない子」と判断されていたりするのです。
「なぜだ」と思わない人のほうが学校の成績はよかったりします。円の面積は半径かける半径かける3.14。「なぜだ!」と思わないで公式にあてはめて答えを出せる生徒さんのほうが「成績がいい=賢い」とされているのです。この生徒さんは「なぜだ」と思ったら考え続けることのできる生徒さんでした。どうぞお子さんの学校の成績はお気になさらず、(あるいはご自身の学生時代の成績はお気になさらず、)お気軽にお問い合わせください。大歓迎いたします。独自のよさが見つかるかもしれませんよ!
