修士論文をインターネット初公開

私の修士論文は2001年1月に東大数理に提出されました。このたび、今からでも出版する価値がある論文であることがわかり、目下、 25年越しの出版に向けて努力しています。

内容は低次元トポロジーで、曲面のキルト分解、色つきキルト分解というもののなす亜群(groupoid)の表示を求めたものです。論文の後半は、それらのなす単連結な複体に自由に作用する曲面の写像類群の部分群についてです。

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東北大学理学研究科数学専攻准教授の長谷川浩司先生の、この私の論文へのコメントを、許可を得て掲載します。

(論文は)貴重な文献になるものと思います。
(2026年4月23日のメール、長谷川浩司先生)

本日、公開するものは、2001年に修士論文として提出されたもののスキャンです。ところどころ、文字や添字等が間違えており、また、英語はひどいです(特にProposition 8の証明とProposition 12の証明の前半)。図16にもわずかな間違いが見つかっていますが、これはよく読めば気づきます。このたび前半のキルト分解のなす亜群の単連結性に関する部分を打ち直したもの(文章だけ。図は鋭意作成中)もここに置いておきます。英語についてはそちらをご覧ください。

私は修士論文提出直後、大きな病気になり、修士論文の出版ができませんでした。プリントサーバーにもありません。このたびは、私の修士論文のインターネット初公開となります。引き続き出版に向けて努力したいと思います。

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