ゴルゴタの丘、三人の博士、文章題、漸化式を解く

今回は、軽いネタのブログです。どうぞお気軽にお読みくださればと思います。
有名な算数・数学の用語でありながら、じつは算数・数学の教科書に載っていない言葉を少し紹介します。
その前に、これと似た話で、有名なキリスト教の用語で、聖書に載っていない話も少し紹介いたします。
数年前に気づいたことがあります。イエス・キリストが十字架にかかったところを、「ゴルゴタの丘」と言いますが、よく聖書を読んでみると、聖書は、ゴルゴタが「丘」であったと、いっさい書いていないのです。ゴルゴタが周囲よりも高くなっていたことさえ、いっさいにおわせてもいません。
ではなぜ、ゴルゴタの「丘」と言われるのか。賛美歌でも「丘の上に十字架たつ♪」と歌います。ある人に言ったら、映画の「ベン・ハー」の影響ではないかと言っていましたが、では、ベン・ハーはなぜゴルゴタを「丘」に描いたのか。どうも理由はわからないことですが、そういうことに気づいたことがあります。
(ちなみに、ゴルゴダではなく、ゴルゴタです。同じく、聖書によれば、アダムとイブではなく、アダムとエバであり、モーゼではなくモーセですね。日本語の聖書では一貫してそうなっていますね。)
もっと有名なこととしては、東方から来た博士の人数は聖書には書いてないことがあります。伝統的に三人ですけれども。おそらく、黄金と乳香と没薬をそれぞれに持たせると、三人の博士の絵になるからだろうと思いますが。
こういう現象で、算数・数学の概念だと思われていて、教科書には載っていない表現を、2つほど、紹介いたしますね。
ひとつは「文章題」という言葉です。これは、教科書にはいっさい出ない表現です。受験用語だと思います。「2.24÷7」という問題は抽象的に小数を整数で割る問題です。これに対し「同じかんづめ6この重さをはかったら3.36kgありました。このかんづめ1この重さは何kgですか」というような具体的な問いを「文章題」と言うようです。もっとも、このケースですと、このかんづめ1個の重さを調べたければ、1個、はかればよいでしょうけどね。
もうひとつ、高校の教科書から見つけました。「漸化式を解く」という表現です。これは、よく教科書を読みますと、教科書には出ない表現であると気づかされます。教科書は「初項と漸化式によって定められる数列の一般項を求める」という言いかたをしています。慎重に「漸化式を解く」という表現を使っていないかのようです。しかし、教員だったころの私も含め、当たり前のように、初項と漸化式によって定められる数列の一般項を求めることを「漸化式を解く」と言っていました。つい最近まで、私もそう思っていた証拠の記事を以下にはりますね。これも、教科書がなぜ「漸化式を解く」という表現をしないのか、私にはわかりませんが、とにかく、それに気づかされたのです。
というわけで「ゴルゴタの丘」「三人の博士」「文章題」「漸化式を解く」というお話でした。以上です!

